単位時間の終了 堀 剛
秋
枯れていく
リズムはステップのまま
傾斜する
祈りもないのに
夕日につられ
細くのびる影
「冬が来れば
もう遊べなくなるよ
寒くって」
思い出の少年を
思い出す 今
未来について
語り出す 今
流れる川を見ながら
長すぎる未来に向けて
溜息した
遠い日
せめてノートと
ペンで
僕自身の中で時間よ止まれと
言ってみたかった
あの日
「さよなら」と
言った日から遠く
僕は今、たたずんでいる