小コスモスの一風景 堀 剛
小太陽が呟く
閃光を放って
僕の五指を包むオーラを白紙に映す
ポエジーを呼び寄せる
テレパシーで他宙の人に語りかける
言葉は意味ではなく
意味は意味である
映しとる
見る風景
えんじ色のセダンが通過する
右斜めに前方に停止し
降りてくる人が招く
僕は接近する
その人の体を僕は通過する
風景が開ける
休息の風景の彼方が見えると
三本の木が直立する
樹神の魂は呼応する
僕の呼吸に
やはり通過することが許されている
想念のままで歩行する直立した幽霊のような僕のままで
出会えるのは 他宙の人
呼吸を戻す
背中の方へ吸い上げられて出ていく
樹神の中から
出会ったえんじ色のセダンの他宙の人からも
帰り着く
僕がいる
世界に